緊張とリラックス

メソッド演技は、実際どうなんだろうと考えて、体験してみたいと思い
かなり昔ですが、ゼンヒラノさんという
公開でワークショップを見せてくれるところがありましたので、
なけなしのお金をはたいて、参加してきました。

そこで、このリラックスという問題をやっていました。
自分の部屋というエチュードがありまして、
要するに、舞台を自分の部屋にして、いかに
お客を意識しないでいられるかみたいな、ことです。

それで、まあ別に、
脱がなくてもいいんだけど、結局、脱いで下着になるんですよね。
まあ、見ている方は、楽しいですが、(失言)
どうなんですか?これ?

まさか、恥ずかしい気持ちを捨てている稽古?
だとしたら、感性を殺す稽古。
それとも、それだけ深く集中しているって示す稽古?
だとしたら、感覚を麻痺させる稽古?
どっちなんだろうって、素朴に思った。

まあ、それは難しい話だから、まだいいや、
つまるところ、それだけリラックスするのは大切ですよって事です。
そうね、それはよく分かります。リラックス大事です。

そんな説明の手始めに。
最初に、手を上げて下さいって、言われて手を上げる
その手を先生の持たれて、「力を抜いて」って言われるので、
「はい、わかりました」と言うと、突然手を離すんです。

それで、地面に手をぶつけるのが怖くて、力はいるじゃないですか?
すると、ほら、力抜けてないってでしょってね。

なるど~、って思うけど、なんだかな?とも思う
だって、脱力って、いって、仰向けになって、身体を揺さぶられたりして
ああ、リラックスって、こういう状態?ってなるけど、

芝居は、立って、しますよね?それって、緊張してないと無理でない?

それに、何かを表現するって、頑張れば頑張るほど、緊張しますよね??

そういうことって、どうしてるんですか?みなさん!!笑

そして、メソッドといいながらも、そのあたりの方法論とういか
説明がない??ですよね?
それ、僕の勉強不足ですか?どこかに書いてありましたら、
教えて下さい。

で、ここから、身体のお話です。

緊張とリラックスは、精神でとらえるとアクセルとブレーキみたいになる。
可能性として、二項対立にしてしまったら、解決がむずかしなります。

そして、緊張という言葉も問題です。
緊張は、力と関係していると考えられていると思いますが、
まず、力という概念が、決まっていませんよね。

それは、つまるところ、物理学者さまたちの怠慢ですけど、
力というものが、物質ではないので、定義できないでいるわけですよね?
違いますか?

それでも、私たちが力というと、だいたいの場合、固めることですよね。
定位する力ですね。だから、拳を握って力を入れて、と言われたら、
ほとんどの人は、手を固くすると思います。
つまり、緊張は良くないというのは、こうして固まるから、
動けなくなる。だから、リラックスしたほうが良いと考えるわけです。

でも、力は、固定するだけとは限りませんよね。
そう、動く力もあるわけです。この流動する力の説明が、欠けているから
難しくなるんだと思います。

長くなったので、つづく~~

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

前の記事

演技ラボについて

次の記事

緊張とリラックスその2