刺激からの感覚を回避する2

役者の方で、このブログを読んでいるようなことが、ございましたら、試してみて下さい。

例えば、このお茶碗は、千利休からの頂き物で、これを手にするということは、茶人として認められた証である反面、自分も切腹を言いつけられるかもしれない。茶道は、人生を賭けるの値するのか、苦悶する。この設定のお芝居を、直接的なお茶碗の前にした場合と、を入れた場合、どちらが感性を誘導させやすいですか?って、ことです。

この状況は、メソッドの人たちはどうするのですか?過去の自分の経験の中には、このような状況は、たぶん、人生の中にありませんよね?それでも、近似値を探して、その体験を元に芝居するのですよね?そして、感情の記憶?どんな感情ですか?想像がつきますか?だいたいのこんな感情だろうなって、想定して感情をつくって、当てはめるのかな?結果から逆算して、芝居を組み立てるわけですよね?本当は、実際にそこで体験することが目標のはずとは言ってますが?そして、この茶碗から刺激を得て、ある想定された感情につなぐって、結構難しいことをしているんですよね?これがプロの仕事ですね。しかも自分の過去に集中しながら、現在の周囲や他者とお芝居をするわけです。まあ、それをやってのけるのが、ハリウッドって事なんでしょう。ギャラが高いわけです。違うか

一方で間を入れてみた場合、


茶碗からくる刺激は、間に吸収されているので、すでに感性の中にあります。過去の経験も感情の記憶も必要ありません、それらは集注の妨げになるだけです。最初に状況設定ができたら、なんらかの初動を起こします。そしたら、すぐに、今の自我を捨てて、身体に委ねて、じっと待つ。このとき、すでに設定も想定も忘れてしまっても、場は間を作っていくので、すでに身体は何か、動く物を捉えているはずです。この流動性を感性の源泉してみようという試みが、身体演技のやろうとしていることです。の時に、明確性は逆に禁物です。こんな感情か?って、感情になる前のうあむやした状態を維持する、五感は当然捨てる、すべてが不定位のまま、深みにはまるように没入できる感覚を追うだけなのです。

じゃあ、表現はどうするだって?笑。まあ、普通はそう思うよね。

でも、すでに演劇は始まっているでしょう、この没入できる感覚がそうですね。このるつぼにお客様を招き入れることが、劇的な状況なのだと思うし、それが演劇の始まりだと僕は、少し思うわけです。
しかし、これで何かを伝えるって?演劇を科学にすれば、伝えないと意味がないと考えるでしょうね。そのために明確化してシンプルにして力強くある想定された結果を押しつけるように、お客様に情報伝達する?という答えがでてくるでしょうし、みなさんそうしているのでは?額に汗して、わかりやすい過剰なな動きをして、声を枯らしてでも、明確で力強いセリフをいう。そして、一生懸命さを集中だとおもって、頑張る。

そんな芝居は、まあ、腐るほどあるし、娯楽としては、成功を収めていると思います。素晴らしいです。でもね、僕は、その中に少しでも芸術性を見いだせたら良いなって、思っているのです。たった一度の人生だからね、試みるのは勝手です。笑。そこで、世阿弥さんが言っているでしょう。「秘すれば花」だって、花だけが、演者と観者の間にある壁(結界)を開くって。この秘するという言葉を、ひとつは明確性の排除だとしたら???花は演者の魅力のことでは無く、演者の没入感のことだとしたら?もちろん、単なるヒントの一つですし、実験が必要ですね。実験の前に仲も必要だけど。爆!パラドックスだ

ハリウッド方式というか、過去の経験や記憶を頼りに芝居をするとしたら、その中には、かなりの矛盾を内包すると思いますので、その嘘が観客にバレないように、他者の視線に負けないぐらいの集中力を持って、演劇をするわけです。語弊がある?笑。ある意味、壁作っているわけですよね。自分で自我という壁をつくって、演者と観者の壁を破るというのは、あとは力業?このあたりは書籍からでは、わかりません。実際にそうしたワークショップに入門してみて下さい。僕は行きたくないので、これまでの稚拙な演劇論でやってみた経験から言うと、演劇あるあるが、やった感は、非常に持つことが出来て、モチベーションが上がりますが、それと同等ぐらい、お客様の評価が気になったりするわけです。だって、嘘ついていたわけですからね。マクベスなんて知らないけど、マクベス演じたしね。そもそも、日本人だし。チェーホフとか、ロシアなんて糞食らえって思いながら、取り組んでいるでしょう?ごめんなさい。そう、演劇とは、嘘を嘘だと思わせないで、真実だと信じて、演技をして伝えること、それはまるで今のマスコミみたいだ。いや~言い過ぎですね。

まあ、これが、いろいろある入口の第一歩かな?表現につなぐためにはまだ遠いです。

 

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