身体演技ワークショップVol2のノート
今回のワークショップは、見るということをテーマにしました。
見るということは、かなり広範囲の分野でありますので、1回のワークショップでは、そもそも無理がありました。笑
それでも、かなり詰め込んでしまったので、ちょっと、わかりずらかったかもしれません。その点は、反省しております。
現代社会の二大テーマに、明確化と可視化というものがあります。特にビジネスなどのセミナーに行きますとこの明確化と可視化が、絶対的条件として、効率化を生み、利益につながるという発想で、指導をされます。こうした流れは、近年急速に、浸透してきていると思います。
そうした状況で、このワークショップの見るということのテーマは、さらに難しくなっているのかなと実感しました。見えていないこと、見えないもの、を見ようとする試みが、そもそも無意味に感じているのかもしれません。情報を発信していないものは、無視するというか、無かったことにするみたいな。
つまり、見るという行為は、五感の中でもかなり重要だと思うので、それだけ既成概念も強くでることなのかもしれませんね。
そして、見るという行為は、どうしても意思がたちますと、見たい物しか見えないものです。
しかも、識別して、結論をつけたがります。この結論づけが、見るものと見られるものとの関係性を断ち切ってしまうので、変化を捉えられなくなります。
といくら理屈を申し上げましても、難しいものですね。
まだ、ちょっと早かったのかもしれませんね。
それは、それとして、自分と致しましては、お陰様で、とても面白いことに勝手に気づいてしまったので、もう、皆様には感謝しかありません。
ワークショップに至るまでに、いろいろ試行錯誤するわけですが、その過程のなかで、発見したわけですが、発見してしまうとしてしまったで、なんで、いままで気がつかなかったのかと思う。笑。たぶん、他の人は、最初っから知ってることなのかもしれませんね。まあ、そんな勘違いがいっぱいあってでも、生きていられるのが、人間の素晴らしさですね。どんな、結論だ。
で、見るは、これでおしまい。次に進みますね。笑
次回は、10月25日、18時よりお店にて、テーマは「主格の移動」です。
芝居するのに主格が移動してどうするんだよって?笑。