はじめに
演じるヒントという題名は、小林秀雄さんの考えるヒントのパクリです。笑
僕の立場で演技について語るのは、とても難しいことです。なぜなら、僕は有名でもないし、現役の役者でもあるからです。必ず、あの程度の演技で、よくもそういうことが、ぬけぬけと書けるものだと、きっとそう思う方がたくさんいるからです。世間一般的に考えるならば、僕は自分の演技が下手だと思っていますよ、心配しないでください。だいたい、いつも素人っぽいと言われる芝居は大得意です。爆。逆に言えば、下手だから、ああでもないこうでもないといろいろといままで、試行錯誤しているので、演技についてあれこれ考えてきました。だって、出来る人は、いちいち悩みませんから、演技で悩んでいる人のことは分かりません。それでもあれですよね、演技の事を書くと、誰よりも実は、自分が一番、現場できつくなりますよね。手の内を明かしているみたいなものだし、笑。でも、実際現場は、演技のこと話す人は、いませんし、お互い干渉することはないので、関係ないといえばないですね。要は、演技すりゃあ、いいんだから。笑。まあとにかく、これから書こうと思っていることは、かなり一般常識とは、違ったことを含んでいるかもしれないし、どこの、演技教室だろうが、たぶん、どこでもいっさい言ってないことを書くかもしれいので、そりゃあ、痛烈に批判したいという人が、山のように多く出てくるかもしれません。しかも、自分自身がこのサイトの着地点を、全く想定していないというか、全然見えていません。だから、途中で考え方もまったく変わるかもしれません。あくまでも、僕の覚え書き的な側面を捨てきれないわけですので、読まれるみなさんは、注意して下さい。
でも、まあね。そんなマイナス点を考えても、やっぱり残しておきたい事がある。一万人に一人ぐらいは、共感してくれる人がいるかもしれないし、ひょっとしたら、ほんとうに演じるヒントにしてくれるかもしれい。とにかく、生まれてきて、たった一回の人生だし、たいしたことしてないし、自分のライフワークの一つとして、誰も書かなかった事を書いていこうと思います。これって、決意表明ですか?
もちろん、本当の意味での技術的なことは、誤解が生じて伝わると悲しいので、書けない事が多いと思います。もし、興味を持ってくれる人がいましたら、是非、直接お問い合わせ下さい。できることは、お伝えしたいと思います。また、伝ふプロジェクトで、お稽古はじめるよ~をやってますので、気軽に遊びに来て下さい。その代わり実験台になります。あしからず。現在、ご縁がありまして、東京フィルムセンターにて、たまに代講させていただいております。将来のあるとても素晴らしい生徒さんたちを相手に教えているのに、そんな無責任なことを教えているのか?と思われるかもしれませんが、それは違うと思います。なぜなら、学校では実技をしているからです。知識は、時の権力の象徴ですから、僕には何ひとつ教えるような資格はありません。もちろんこのようなブログを書く資格も、ほんとうは、ありません。しかし、教室でやっていることは、実技で、体験を伴いますから、どんなに理論がはちゃめちゃでも、経験として、各自が活かせれば、良いわけです。経験したことは、各自がおのおの独自に持つもので、そこへはどうやっても、他人の誰も入り込めませんから。理論なんて、まったく関係ないんです。そう、理解は遅れてやってくる。つまり、ここで語ることは、遅れてやってくるもので、語られているものとは違うのです。経験したことを整理するために、少しばかりの理論が、必要になる。その時、ここを読んで参考にすれば、いいし、自分で独自に理論を構成してくれれば、それはそれで、とても良いことだと思います。
どこまで、いけるか頑張ってみます。応援してください。
夢は、!
共感してくれる人たちで集まって、何か作れたら、そいつはアメージングだよ!!